Chapter 1
サクラマス釣りにおける
『シュガー』シリーズのカラーローテーション論

サクラマス用に限った話ではないが、ルアーには毎年新色が追加され、
それと共に何色かが廃盤となってカタログから落ちて消えて行く。
なんとも厳しい生き残りゲームの世界である?

カラーに人気・不人気がある。
開発者としてはどれも間違いなく釣れると確信を持ってリリースしてはいるのだが、
致し方のないことだろう。

では、いちアングラーとして、私はどのようなカラーを選んでローテーションいるのか。
サクラマス釣りの際の『シュガー』シリーズを例に紹介してみよう。

とはいっても、私にとって釣りの組み立てにおいて基本となるカラーは、そんなに多くはない。
考え方もシンプルなので、すぐに真似していただけると思う。

まずボディのベースカラーは2タイプに大別して考える。

*光を反射する蒸着(メッキ)やホログラム等の〝反射系〟
*光を反射しないパール等の〝非反射系〟

通常時や、稚アユなどベイトフィッシュを意識するときは輝きの強い反射系。
光量の少ない時、ルアーの輝きに対してスレ気味の時は、存在がぼんやりと浮き立つ非反射系。
その程度の認識で十分だ。使い分けは難しくないだろう。

そして反射系の中でも、彩色によって2つのタイプに分けて捉えている。
彩色とは背や腹の色ばかりでなく、同じメッキでも
ベースカラーがシルバーならナチュラル系、ゴールドならアトラクター系と考える。

*ベイトフィッシュに近い彩色を施した〝ナチュラル系〟
*派手なカラーをまといリアクションバイトを誘う〝アピール(アトラクター)系〟

それぞれを、魚のコンディション、釣りのスタイル、流れの水色、天候等に
応じて使い分けている。

さて、各々のカラーの代表色には次のようなものがある。

M-14 アカキン (反射系×アピール系)
 太陽光線が射して来た時や、どピーカンの日中、
 そして高水で濁りのある時に有効。
 代替としてキンクロ、ゴールドグリーン、フルピンクなど。

M-04 メッキアユ (反射系×ナチュラル系)
 まさにベイトとなる稚アユが
 大挙して遡上して来たらベストタイミング。
 代替としてヤマメ、ギンクロOB、KAWASHIMAグリーンなど。

PR-04 パールアユ (非反射系)
 光量の少ないローライト時や、魚が光物を嫌う時、
 そしてアユなどのベイトが徐々に増えて来た時等に有効
(半透明の体色からか?)。
 代替としておぼろづき。

もちろん開発者としては他にもあらゆるカラーを使うが、
ローテーションの核となるのはこれらの3色程度なのだ。
これを参考に、皆さんで独自の理論や直感、
フェイバリットカラーを加えて、独自の戦略を組み立ててほしい。

M-14 アカキン

M-04 メッキアユ

PR-04 パールアユ

Chapter 2
2016年度サクラマス用新色 3つの個性

今回は2016年のサクラマス用新色をご紹介します。前回のサクラマス釣りにおける『シュガー』シリーズのカラーローテーション論をベースにして、2016年新色ラインナップをいかに効果的に使っていただくか、解説をいたします。

RD-08 オレキン・ピンクベリー (反射系×アピール系)

ベースには、大小の丸いレンズの組み合わせが乱反射する、新しいホログラムパターンを採用。

背中はヘッド側を蛍光オレンジ、テール側を蛍光レモンに塗り、ベリーはピンクに仕上げました。

リアクションバイト狙いや濁り水で定番のオレンジゴールドですが、今までにない斬新な色の組み合わせを実現しています。

数多くのルアーを見飽きたサクラマスにとって、この見慣れないホログラムと蛍光色の組み合わせが効果的です。

角度により表情を変えるレンズホロ

 

RD-08 オレキン・ピンクベリー

側面

背面

P-501 ライムチャートヤマメ (アピール系)

ホワイトのベースカラーの上、全面に蛍光レモンを塗りました。さらにヘッド部分には定番とも言える組み合わせの蛍光グリーン、喉元には蛍光オレンジをあしらい、最後に側面にパーマークを乗せました。根強い人気を持つチャートヤマメのバリエーションです。

このカラーは釣り人からの視認性が抜群に良いのが特徴です。と言う事は反対に魚の側からも非常に良く見えていると言うことです。

まさにアピールカラーとして優等生なのです。朝や夕方などのローライト時(薄暗い時)や、目先を変えたい時などに、特に有効なカラーです。また過去の実績から、降雨後で川の色が茶色く濁り、金系で反応しないような時にも効果的です。

P-501 ライムチャートヤマメ

側面

腹面

川島2016 KAWASHIMAクリアーレモン (反射系×オールラウンダー系)

私の名を冠したスペシャルカラー。昨年の川島2015 KAWASHIMAグリーンと同様に、このカラーもおかげ様で大好評を頂いています。

このカラーのベースは蒸着(メッキ)、そこに蛍光クリアーレモンをお腹以外の全面にまとわせました。特徴的なゼブラ模様と、ヘッドの部分にグローカラーを採用しています。

この組み合わせにより、ローライト時(薄暗い時)はクリアーレモンとグローが際立ちます。いっぽう日の高い晴天時にも、蒸着(メッキ)ベースにより太陽光の反射性能は抜群です。つまり天候にかかわらず効果的で、一日中使い続ける事のできるオールラウンドなカラーなのです。前章では触れませんでしたが、オールラウンダー系と位置づけました。

嬉しいことに今期の九頭竜川での釣果実績も、スタートから絶好調となっています。

川島2016 KAWASHIMAクリアーレモン

側面

グロー塗装をアクセントに

皆さんも前回の基本カラーに今年の新色を加えたローテーションで、よいサクラマスシーズンを送っていただくことを期待いたしております。

・・・川島雅史

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