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魚野川水系の早期トラウトを狙う


2016年3月・4月 新潟県・魚野川水系
 皆さんの今季の釣行はいかがでしょうか? 開幕早々、本HPに釣行がバンバン掲載され好調なスタートを切っている方々が多いようですが、私は年度切り替え期間は仕事多忙で泊りの遠征が厳しく、日帰り圏内で多々楽しんでいる状況です。去年の洪水で心配された栃木県の鬼怒川は川の渓相等が随分変わってしまった所も多かった感はありますが、3月釣行では年越しの綺麗な銀毛ヤマメがそこそこ釣れ、溜まりには鯉が泳いでいたりと魚の生命力には感心します。
 さて、今回は新潟県の名河川、魚野川水系に2回釣行してきましたので、今季第一回目のレポートはその時の釣行含めて記載します。

今年の魚野川水系
 豪雪地帯を流れる新潟県魚野川本流。例年なら解禁当初の河川敷は一面雪景色のはずだ。ところが関越道の関越トンネルを抜けたそこに、こ3月だというのにこれほど雪がないのは、30数年通っていて私が知る限りでは初めてである。早期の雪代大岩魚は、積雪による釣り人の入渓困難な環境がある程度守っていた感はあったのだが、その雪が少ないことで、今年は早期から好調なのかもしれない。

3月、今季1回目の釣行
 1回目の釣行当日は3月下旬の日曜日。週間天気予報を1週間前からチェック、前日の予報では曇りで気圧の変化で大物を期待しての釣行であったが、前日からの雨は予報以上に延びて更に気温は低下、当日は数日前の暖かさが嘘のように寒い。しかし、せっかく遠征してきて引き上げるのは勿体無いのでせめて今後の釣行のためにポイントリサーチ、チェックをしておきたい。
 雨の降る早朝、車で川沿いの道から良さそうなポイントを探す。目を引くのが、河川工事の形跡。はたしてそんなに必要なのか?と疑問を感じるほどやたら多い。あそこは以前大岩魚を釣ったポイントなのに・・・。
 荒れたポイントを後に、初めに目星を付けた六日町の支流、三国川合流から数キロ下流で狙ってみる事にした。濁りは若干入っているが、この時期にしては水量も少なく良い感じ、これはもしかしたら吉とでるのではと勝手に思い込み、トロ瀬の中央、やや水深がある流芯、ボトムに大石がある障害物周りを狙う。解禁から渇水で、平日でも多くのアングラーが狙っていた話を地元ペンションのオーナーから聞いていたのでスレを考慮して動きの良いシンキングミノー、シュガーミノードリフトトウイッチャ-50Sヤマメカラーを選択、上流側からダウンクロスでゆっくり探っていく。
 この時期は活性が低いことから、いかにして魚の目前までルアーを送り込む事ができるかが一つのキーワードとなる。盛期より気合を入れて3倍は粘るベシ。とは言っても実際は『山の上には雪があるな~』とか周りの景色を見たりして、現状は気軽に狙っている。
 ふとルアーのトレースコースを目視すると、浮上したミノー後方をフラフラと一定間隔で追尾してくる魚が見える。食う気あるかな?と更に速度を落としてロッドティップを立て微妙にシェイキングをかけると、ゆっくり近づいてきてパクリとヒット。流れの重さも手伝って中々の引きで幸先良いかと思ったが、今季魚野川第一号、キャッチしたのは40cm強のニジマス。予想的中、尾鰭が丸く如何にも放流されたと思われる残念な個体であった。しかし、未来のスーパーレインボーに育ってほしく魚体に触れずに早々にリリース。多くのアングラーが見落としそうな1点の沈み石の緩流スポット。住民?は釣れたニジマス以外は不明であるが、荒れてしまったので諦めて下流に歩いていく。
 するとフライマンが引き上げてきたので挨拶早々、状況を聞くと昨日から釣れていないと諦め顔。解禁から既に数回通っているとの事なので、今年の良かった時の状況を聞くと、やはり解禁日は生憎の悪天候で不調であったが以降は雪が少ない事もあり、かなり好調で多くのアングラーでにぎわったようである。しかし『昨日からの雨で雪代が入って水温が下がったので今日は無理だと思うので引き上げます、仲間も釣れてないので引き上げました』と現実は厳しい。それでも遠征してきた私としては帰るには勿体無いので、護岸工事等で変わり果てたポイントを含めて、今後のリサーチを兼ねて4箇所程六日町近辺を探るがノーバイト。薦められた上流の塩沢付近は小さいが岩魚が出ているとも聞いたが・・・。見切りをつけて川幅広くなる下流の小出エリアへ移動。



最下流域の堀之内エリアへ移動
 小出エリアで橋の下に車を止めるとエサ師が戻ってきたところだった。状況を聞くと昨日から狙っているが全くアタリも無いし、釣り人もほとんどいないとの事であった。このような状況では支流も期待できないので、日頃より水量が多い下流域の堀之内エリアへ移動してみた。このエリアは支流の破間川が流入して更に水量が増えて攻略は難しい反面、ポイントの絞り込みが難しいため、魚のスレ具合は低減されると思われる。
 川沿いを車で移動しながら流れを読み、広い瀬のポイントで再チャレンジ。太い流れにヘビーシンキングミノー、シュガーミノーボトムトゥイッチャー62ESをアップクロスでキャストしてゆっくりU字をかけて広範囲を探る。大きい瀬を丹念に探るがバイト無く、更に下流のややカーブした瀬のたるみエリアを同様に探っていくとカツーンと鋭いバイト。元気な個体で、流れの重さも手伝って面白い。やっと釣れたのは30cm弱の銀毛ヤマメ。背鰭の先が黒い事からこれからサクラマスとして海に下るのかもしれない。リリースして同様に探ると同サイズがバイトしてくる。その後スプーンも使って広範囲を探り、最終的には銀毛ヤマメ4匹、40cm位のニジマスを追加して午後2時頃、雨も強くなり始めたので終了とした。今回は状況的にかなり厳しい展開であった。



4月、2回目の釣行
 2回目に訪れたのは4月に入ってから。天気は曇りの予報から晴れに変わったが、前回の雨よりは釣り易く有難い。早朝から大物狙いで、前回チェックした六日町ポイントへ直行。
 1か所目は左岸にテトラが並ぶ早瀬。流れの勢いはあるが、岩魚等がちょっとしたテトラ緩流帯に着くピンスポットを対岸から順次探っていく。1時間程丹念に探るが不発。
 2か所目は浅い早瀬の急流が一旦右岸側にぶつかり、流れがヨレてその勢いを増して再び右岸にぶつかり、エグれて水深のあるポイント。ここはデカいのが生息していると思わせる1級ポイントであるが、多くのアングラーが日頃より狙っているようで足跡が多い。キビキビとキレのある動きのシュガーディープ70Fヤマメカラーをダウンクロスに投げ、扇状にミノーをスイングさせて広範囲を探ってみるが一向に反応が無い。
 そのまま瀬尻まで探っていくと激流の中から鋭いアタリがロッドに伝わり手首で合わせるとググっとヒット。強い流れの中でギラッギラッと白銀が見えてキャッチしたのは尺位の銀毛ヤマメ。そっとリリースすると流れに消えていった。瀬尻で更に銀毛ヤマメを1匹追加した所で移動。今年は銀毛ヤマメが多いのは雪代(水量)の影響かも知れない。その後も六日町エリアを探るがヤマメの反応のみで大物の気配は感じられず断念。



一気に下流の堀之内エリアへ移動
 午前10時を過ぎ、晴天、風は強く気温は急上昇。この日のこの条件において限られた時間を有効に使うには、確率は低いが下流から遡上してくる大物を狙ったほうが面白そうで、なによりロマンがある? そこで前回活性が髙かった下流の堀之内エリアへ移動。狙いは魚野川スーパーレインボー。数年前に釣った銀毛した個体を・・・・。
 対大物に備えてタックルをワンランクアップ。若干濁りが入っているのでシュガーディープ70Fメッキアユカラーでアピール。大きな瀬の流れがやや弱まったトロ瀬帯をアップクロスからのU字で広く丹念に探っていくが反応無し。狙うパターンやルアーを変えつつ大場所を2箇所程探って30cm位のニジマスのみと厳しい展開、車で更に下流へ移動。
 ここは瀬が淵に変わる大物ポイント。淵の早期攻略において、活性の高い個体は淵頭の落ち込みに多い。丹念にシュガーディープ70Fメッキアユカラーで探るが現実は厳しく反応無し、今度は淵全体をORCレンジバイブ70ESアユカラーで丹念に探るが、なかなかバイトが来ない。時間が過ぎていく中、淵中央のボトムをレンジバイブで探っているとユラッと超大型の個体が追尾してきたのが辛うじて目視できた。しかし魚種まではわからず、影は深みに消えていった。このエリアには鯉とニゴイもいるので何とも言えないが期待感アップ。下流を狙って時間を空けて再度狙ってみたが反応はなかった。
 淵は諦め、淵の上流側の水深が浅い瀬をアップクロスからのU字で広範囲をシュガーミノーSG70Fのアユカラーで狙うが、やはりバイトは無い。次に底石がゴロゴロ入ったポイント、もう少し下層を送り込むように攻めるためにシュガー2/3ディープSG72Fヤマメカラーに変更。ボトムをノックするように浮力とリップを活かしてキビキビ探ると、ミノーがターンしきったタイミングでドスンと待望のヒット。ロッドを満月に絞り込み、ドラグを鳴らして一気に下流の淵に下りジャンプ。レッドバンドが鮮明なニジマスであった。重い流れの押しも手伝って寄せるのに手こずるものの、どうにかネットでランディング。婚姻色が強いオス60cm、今まで下流域で釣った銀毛系ではなかったが、この状況で釣れたのは何よりも良かった。リリースすると魚はゆっくり深みに消えていった。更なる大物に育ってほしいものである。
 その後2ヶ所程大場所を狙ったが反応無く。最後は帰り際に上流の塩沢付近で岩魚を狙って終了とした。新潟の魚野川、今季も期待したい。




【使用ルアー】
シュガーミノーボトムトゥイッチャー62ES
シュガーミノードリフトトゥイッチャー50S・70S
シュガーミノーSG70F80F
シュガー2/3ディープSG72F 他
*フックはVANフック ストリームDT35 #6~#10に交換

【タックル】
[魚野川本流・堀之内エリア]
ロッド:UFMウエダ SSS77Si
リール:シマノ ステラC3000
ライン:バリバス アドバンスPE1号+バリバスショックリーダー 12lb

(2016年4月5日掲載)